木のぬくもり
今週末は、新天皇皇后さまが「全国植樹祭」のため愛知県に入られたニュースでひっきりなしでしたね。ご即位後、初の地方でのご公務ということで話題になりました。
その植樹祭に参加された林業に携わられている方のインタビューで、日本の林業の衰退を心配されておりました。
一般に早いと言われてる杉などの針葉樹でも、収穫までに50年はかかると言われています。それだけ手間も時間もかけているっていうことです。
最近では、外国からの安い木材が入ってきて、国内の生産量は減ってきています。
住宅建築でも、安い海外輸入の建材が多く使われ、都内などの狭小な場所での建築では鉄筋コンクリート製の3階住宅やマンションなども多くあります。
需要と供給のバランスが取れず、後継者不足もその要因でしょうけれども、日本の木材が高値になり、そんなことも手伝って林業が盛んではなくなってきているのでしょう。
とは言え、木造住宅の木のぬくもりは本当に落ち着きます。コストの事を考えれば、どうしても安い海外輸入の建材に頼るしかないこともありますが・・・まずは、日本の森林資源をバランスよく使っていける世の中になっていけばなぁと思います。
そんなことを考えさせられたニュースの一つです。
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