日本民家園をぶらぶらと
少し前ですが、5月上旬の良く晴れた日、
家族で生田の日本民家園をぶらぶらと見学してきました。
爽やかな青空の下、鯉のぼりが風にそよいでいます。
裏門から入って坂をのぼっていくと、高窓のある特徴的な屋根の民家がありました。
「ハッポウ造り」、ハッポウとは高窓のことです。
信越地方の合掌造りの民家が2件。茅葺の分厚い切妻屋根は存在感がありました。
囲炉裏に火がくべられていました。香ばしい煙があたりに漂います。
曲がりくねった梁が見事に組み合わされています。
妻壁に柱の見える土壁。味わいがあります。
草棟には菖蒲の花が咲いていました。
民家園の中では様々なイベントが開催されていました。
竹とんぼつくりやベーゴマ大会など子どもから大人まで、楽しんでいました。
こちらは耐震補強中の民家。鉄骨で建物を持ち上げて、基礎を免振工法を
取り入れた重厚な基礎をつくっています。
古民家の耐震補強を初めて見ました。かなり高く建物が持ち上げられている姿、
そして建物の壁に水平に鉄骨を差し込んでいる様子には少々驚きました。
この耐震補強、見たい方はお早めに日本民家園を訪れてみてください。
正門近くの展示室には、日本の民家のより詳しい説明や展示、模型があります。
興味ある方は、民家園だけで、じっくりと丸一日過ごせそうです。
建築的に興味が尽きない民家ばかり、とても充実した時間でした。
家族は、昔の人々、地方の人々の家と暮らしの雰囲気などを感じられたようで、
皆、それぞれ楽しんでいた様子でした。
日本民家園は今年、開園50周年。記念イベントも開催されています。
よろしかったら、ぶらぶらとお出掛けしてみてください!